最終更新日: 公開日: 2026年09月

電子天秤が安定しない・正しく測定できない原因は「振動」かもしれません

実験室や製造ラインで電子天秤精密天秤)をお使いの際に、「表示がなかなか安定しない」「測定のたびに数値がふらつく」といったお悩みはありませんか。
0.01mg〜0.1mg単位の精密な電子天秤ほど、人の目では感じないわずかな振動にも反応してしまいます。原因として多いのが、建屋やフロアからの振動、近くを人が歩く際の床振動、机の上での作業(引き出しの開閉やマウス操作)による微振動です。実際に「設備に電子天秤を搭載しているが、建屋フロアから2〜3Hzの振動を受けて安定信号が得られず測定が完了しない」といったお問い合わせも多くいただいています。

電子天秤の振動対策方法

電子天秤振動対策には、主に次のような方法があります。

1. 独立した天秤台を設置する

最も基本的な対策ですが、設置スペースや構造の制約で導入が難しいケースも少なくありません。

2. 卓上型除振台を使う

既存の実験台やデスクの上にそのまま置くだけで振動を軽減できる除振台です。工事不要で導入できるため、最も手軽な対策として多くのお客様にご採用いただいています。

3. 防振シートを敷く

簡易的な対策として、天秤の下に防振シート(ゴム)を敷く方法もあります。ただし低い周波数の振動には効果が限定的なため、精密な天秤ほど専用の除振台をおすすめしています。

電子天秤向け除振台の選び方

除振台を選定する際は、以下のポイントを確認しましょう。

  • 表示分解能:0.01mg・0.1mgなど、天秤の精度が高いほど除振性能も重要になります
  • 設置スペース:天秤の底面サイズに対して除振台の天板寸法が十分かご確認ください
  • 搭載荷重:天秤本体の重量が除振台の最大搭載荷重内に収まっているか
  • 固有振動数:垂直・水平方向それぞれの固有振動数が、対象の振動数より十分低いか(除振効果は固有振動数の2倍以上の周波数から現れます)

固有振動数と防振効果の関係については<固有振動数と防振効果について>で詳しく解説しています。

よくいただくご質問

Q. 実験台や事務机の上に設置しても効果はありますか?

A. はい。卓上型除振台は既存の机の上にそのまま設置してご使用いただけます。ただし机自体が大きく揺れる場合は、机側の対策もあわせてご検討ください。

Q. 天秤のサイズに合わせた特注寸法は可能ですか?

A. 天板寸法・搭載荷重・色・コーティングなど、1台から特注対応が可能です。標準サイズでは設置スペースに合わない場合もお気軽にご相談ください。

Q. 導入前にデモ機で効果を確認できますか?

A. 可能です。実際の設置環境で除振効果をご確認いただけるよう、デモ機の貸出を行っています。

Q.「固有振動数」の数値は何を意味していますか?

A. 外部から振動を受けた際に最も大きく揺れる周波数のことです。除振台の固有振動数が対象の振動数より十分低いほど、除振効果は高くなります。

卓上型除振台 NJシリーズ

枚方技研の卓上型除振台は、自社開発の防振材「ノンブレン」を採用し、電子天秤・光学顕微鏡・画像計測装置など精密機器の振動対策に多数ご採用いただいています。詳しい仕様や除振実測データは製品ページをご覧ください。

卓上型除振台 NJシリーズの詳細を見る

デモ機の貸出や特注仕様のご相談は、お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。

関連ページ

contact

お問い合わせ

※お問い合わせフォームからのセールス等は固くお断りいたします。送信いただいても対応いたしかねます。
お客様使用事例 ご案内 クリーンルーム 半導体工場 周波数 固有振動数 家庭用 展示会 振動 振動対策 温度 粘弾性 精密天秤 耐震固定 耐震固定グッズ 衝撃吸収 防振ゴム 防音 除振台 電子天秤